梅雨明けの湿気にやられ、家で飲むビールに飽きてきたダイハクリキです。
こうなったら海の上で飲むしかない。
というわけで、小倉港から出る関門汽船の「ビアクルーズ」を嫁と2人で攻めてまいりました。
工場夜景を眺めながらアサヒスーパードライが飲み放題。
それで大人3,900円。安いのか高いのか、実際に乗って確かめてきましたよ。

ビアクルーズは90分3,900円|アサヒスーパードライ飲み放題つき
関門汽船が夏だけ運航している、工場夜景クルーズです。
小倉港を19:15に出て、若戸大橋と洞海湾をぐるっと回って20:45頃に戻ってくる約90分のコース。
小倉・戸畑・若松・八幡の工場夜景を、海の上からしか見られない角度で眺められます。
料金は大人3,900円(税込)。これに乗船料とアサヒスーパードライ飲み放題、おつまみが全部込みです。未成年は2,500円、小学生は1,900円。ジュースとウーロン茶も飲み放題なので、運転手さんや子連れでも大丈夫。
そして飲食物の持ち込みが自由なんです。
というより、持ち込み前提だと思ってください。ここ大事なので後でもう一度書きます。
運航は金曜と土曜だけ。2026年は5月15日から10月10日までで、10月11日(日)が追加運航。
ただし8月14日、9月18日、9月19日は運休です。ここを間違えると港で立ち尽くすことになります。
乗り場は小倉駅から徒歩8分|市営渡船のりばが目印
乗り場はJR小倉駅から歩いて8分ほど。
「藍島・馬島行き」の市営渡船のりばがそれです。
観光船乗り場みたいな洒落た建物を想像していると、たぶん通り過ぎます。

道路脇にはこんな立て看板も出ていました。創業明治22年の文字が渋いですね。

受付はこのプレハブ小屋です。「切符」「藍島・馬島行 待合所」の看板が目印。

受付は30分前で満席|乗船開始は19:00です
30分前に着いた時点で、待合所はすでに満席でした。
我々は外で待つことに。ただ日影があって海風も通るので、これが意外と快適なんです。
夏の夕方の港で風に当たりながら待つ時間、けっこう好きかもしれません。
そしてここが一番の注意点です。

Web予約で押さえられるのは乗船枠までで、席は指定されません。
掲示にもはっきり「お席は、自由席となっております。乗船順にお席をお選びいただけます」と書いてあります。
つまり席は完全に早い者勝ち。予約したから安心、とはならないので気をつけてください。
乗船開始は19:00、出航が19:15。希望の席があるなら19:00より前に並んでおきましょう。
乗船券はこちら。番号入りで、我々は54番と55番でした。

時間になると列が動き出します。桟橋へ続く通路がこんな感じ。

今夜の相棒は渡船「がんりう」|観光船ではありません
さあ、それでは乗船します!

これが今夜の相棒、渡船「がんりう」です。
正直に言います。船を見た瞬間、私は「これで行くんかい」と思いました。
豪華客船どころか、完全に普通の渡船。真横から見るとこの通りです。

でもこれがいいんですよ。港町のリアルな空気がそのまま乗っかっている感じ。
洒落たクルーズを期待している人は、たぶんここで一度がっかりします。
おつまみは平天2枚とちくわ1本|弁当は小倉駅で買っておくべし
乗船口で乗船券を確認してもらうと、おつまみが手渡されます。
白いネット袋に入っていて、中身は鯛の絵の「ひらり天」、小魚の絵の「じゃこ天」、そしてちくわが1本。
練り物3点セットですね。地味にうれしい。

ただし、これだけで90分は絶対にもちません。
さっきも書いたとおり持ち込みは自由です。
船内にテーブルがないので、片手で食べられるものがベスト。小倉駅で駅弁を買っておくのが一番おすすめです。
弁当を買ったかどうかで、この90分の満足度は本当に変わります。これ絶対にやってください。
まずはアサヒスーパードライで乾杯!サーバー前へダッシュが正解
それでは宴のスタートです!
ビールの配布は出航してからになります。サーバーはアサヒの保冷ボックスが2台。

関門汽船のカップホルダーが置いてあるので、これに乗せて席まで運べます。地味に便利。
ただし最初は行列ができて、全員に行き渡るまで15分ほどかかります。
早く乾杯したい人は、出航直後にサーバー前へ並んでください。これは断言しておきます。
そして海を見ながら、ようやく乾杯!

海風を浴びながら飲む1杯目、これがたまりません。
キンキンに冷えたスーパードライの喉越しに、船の揺れと潮の匂いが乗っかってくる感じ。
陸では絶対に再現できないやつです。
なお、おかわりは同じカップを使い回します。飲み干してから並びましょう。
若戸大橋の真下がハイライト|これは撮らないと損
19:15の出航時点ではまだ明るくて、進むにつれて夕焼けが落ちていきます。
最初はこのくらいの距離感。遠くに赤い若戸大橋が見えてきます。

工場の灯りがポツポツ点き始めるのが出航から30分前後。
このあたりでカメラを構えておいてください。空の色がどんどん変わっていきます。
そしてメインディッシュ。若戸大橋の真下です。

見てくださいこの迫力。
遠くから眺めるのとは完全に別物です。真っ赤な鉄骨が頭上を流れていく数十秒、船の上で全員が上を向きます。北九州の夜景の魅力が一気に爆発する瞬間ですね。ここだけでも来た価値がありました。
デッキに出られなくても大丈夫。客室の窓越しでもこのくらいは見えます。

夜景ナビゲーターの解説つき|おすすめは客室の2〜3列目
船内ではオレンジのベストを着た夜景ナビゲーターさんが解説をしてくれます。

これがけっこうおもしろい。どの工場が何を作っているのか、橋がいつできたのか、地元民でも知らない話が出てきます。
解説を聞きながら会話も楽しみたいなら、客室の2列目・3列目が特等席です。
逆に写真重視なら2階のオープンデッキ一択。ここで運命が分かれます。
注意点|オープンデッキの階段が本気で急です
そのオープンデッキ、上がる階段がこれです。

角度が急なうえに船は揺れます。酔ってると本当に危ない。夜景に夢中になりすぎず、足元はしっかり見てください。スマホを落とさないようにするのも大事です。
デッキ席は波しぶきがかかることもあるので、濡らしたくない荷物は客室に置いておきましょう。
あと、悪天候だと欠航します。最少催行人数30名に達しない場合も中止です。海の上なので、そこは天に任せるしかありません。
会計は2人で7,800円|1時間あたり2,600円をどう見るか
我々は大人2枚で7,800円でした。
90分なので1時間あたり約2,600円。
正直に言うと、居酒屋の飲み放題と比べれば安くはありません。むしろ高い部類です。
でも比べる相手が違うと思うんですよね。
通常の夜景クルーズが2,800円で、そこに飲み放題が1,100円乗っている構成。
工場夜景を海上から眺める体験に、ビール飲み放題が1,100円で付いてくると考えれば、これはむしろ安い。
テーブルもないし、料理も出ません。ゆったり座って飲み食いしたい人には向きません。
それでも海風と工場夜景とビールが揃う90分は、ここでしか買えないと思います。

まとめ|ビアクルーズはこんな人におすすめ
豪華さはありません。
でも、海風を浴びながら工場夜景を眺めてビールを流し込む時間は格別でした。
気づけばあっという間の90分。船を見た瞬間に「これで行くんかい」と思ったことは、すっかり忘れていましたね。
こんな人におすすめします。
- 工場夜景が好きな人
- いつもと違う場所で飲みたい人
- カメラを持って出かけたい人
逆に、座ってゆっくり料理を楽しみたい人には向きません。そこは割り切ってください。
皆さんも是非、小倉港からビアクルーズを攻めてみてください。
弁当を買ってから乗るのを、くれぐれもお忘れなく。
ビアクルーズ@小倉北区浅野の情報
- 乗り場:小倉港 藍島・馬島行き 市営渡船のりば
- 住所:福岡県北九州市小倉北区浅野3-9-1
- アクセス:JR小倉駅より徒歩約8分
- 運航会社:関門汽船株式会社(創業 明治22年)
- 電話:093-331-0222
- 運航期間:2026年5月15日(金)〜10月10日(土) ※10月11日(日)は追加運航
- 運航日:期間中の金曜・土曜 ※8月14日、9月18日、9月19日は運休
- 乗船開始/出航/帰港:19:00/19:15/20:45頃
- 所要時間:約90分
- 料金:大人3,900円、未成年2,500円、小学生1,900円(すべて税込)
- 定員:70名(船内座席あり/2階オープンデッキあり)
- 座席:全席自由席。乗船順に選択
- 予約:関門汽船の公式サイトからWeb予約。満員でなければ当日受付も可(要問い合わせ)
- 持ち込み:飲食物の持ち込み自由
※料金・運航日・提供内容は変更される場合があります。最新情報は関門汽船株式会社の公式サイト(https://www.kanmon-kisen.co.jp/)でご確認ください。
今日はこれまで。








